" 食品が酸性かアルカリ性かを区別するよりも
       するよりももっと重要なことは何か教えてください。 "

 ・ 小食は長寿を招く!

 ・ 食品が酸性かアルカリ性
   かを区別するよりももっと
   重要なことは何か教えて
   ください。
 ・ 断食療法は健康への
   近道!
 
 
 
食品が酸性かアルカリ性かを区別するよりももっと重要なことは何か教えてください。

Q : 近頃血液が酸性化するという話をよく耳にするのですが、実際に血液が酸性になるのはどんな時ですか?

A : 血液が本当に酸性になるのは死亡する直前の状態の時だけです。普段は甘い食べ物が好きではないのに体がとても疲れていると飴やケーキが食べたくなることがあります。これは疲労によって血糖値が低下することによる身体の自然現象であり生理的な欲求なので、この際には糖分は体に良くないなどと考える必要はありません。このような反応が「生理的な知恵」すなわち「知識」です。これは経験からの「知識」ではなく、生命現象からの「知識」なのです。

人体は体の中にある栄養素が不足すると本能的にそこに該当する要求が生じますが、これはとても自然なことなのです。ですから栄養表を見ながら「これを食べれば鉄分が補われて血がつくられ疲労が回復するだろう」と考えて鉄分が豊富に含まれた食べ物を熱心に食べるからといってすぐに体に吸収されて疲労が回復するというものではありません。したがって自然に体が要求する食べ物があればそれを選んで食べればいいのです。
しばらく肉だけをたくさん食べていると体が酸性する傾向になるのではないかと心配するためにアルカリ性食品である野菜や果物を多量にむりやり摂取したという経験があるかもしれません。しかしこれは本当にナンセンス考え方で、アルカリ性の食品をたくさん食べたからといって体がすぐにアルカリ性になったり中和されることはありません。人間の体は化学実験室の試験管内でおきる化学現象のようにすぐに反応が起こるなどという事はありません。私たちの体はPH7.4(PH7.0が酸性とアルカリ性の上限線で、PH7.0以上がアルカリ性、それ以下が酸性です)の弱アルカリ性を常に維持しています。そのため血液が酸性に変化する場合には心臓機能や肺機能が極端 に悪化した時だけです。このような状態は死ぬ直前の患者の場合に限られてきます。

Q : アルカリ性の食品をたくさん摂取する事がアルカリ性体質を維持させる一番の近道なのでしょうか?

A : まず人体がどのようにして弱アルカリ性体質を維持するのかを調べていきましょう。
私たちはご飯や肉など酸性食品であると一般的に知られている食べ物をよく食べます。この食べ物が体内に入って行き燃焼されて糖や脂肪を生成し、エネルギーとして使われます。この際に炭酸ガスが生じるのですが、この炭酸ガスが血液に溶けて混ざると炭酸となり血液を一時的に酸性化させます。しかし血液の中にはナトリウム、カルシウム、たんぱく質などが含まれていてすぐに酸性を中和します。反対に血液がアルカリ性傾向になると体の生理作用は炭酸ガスを増加させて弱アルカリ性を維持させます。血液が酸性傾向である時には呼吸によって炭酸ガスの排泄を調節するだけでなく、心臓の作用によっても炭酸ガスを排泄して調節します。人体はこのように二重三重に体内のアルカリ性が維持されるように生理的に自動調節をするのです。そのため心臓病や糖尿病、肺病などがとてもひどくない限り血液はどんな食品を食べても弱アルカリ性を維持するようにできているのです。しかしこのような人体の生理的な変化についてよく知らない大部分の人々は、アルカリ性食品だというだけでそれを摂取する事に満足感を感じているようです。誤った常識として食品のアルカリ度と酸度はその食品自体の性質だと考えられている事などにもあります。事実は私たちが日常食べている食品の殆どはアルカリ性でも酸性でもない中性だということです。一般的に魚や肉類は酸性、野菜や果物はアルカリ性だと分知られていますが、この食品を粉末にして水に溶かすとPHは酸性でもアルカリ性でもなく無反応という結果がでます。

Q : 食品の酸性度とアルカリ性度を区別するにはどうしたらよいか教えてください。

A : 食品を焼いた後に灰を検査すれば簡単に分かります。なぜなら、食品の栄養素は上で明らかにしたように体内で燃焼するからです。つまり酸性食品とアルカリ性食品という区別は摂取した食べ物が体内で全て燃焼して消化吸収された時に初めて意味があります。野菜などのアルカリ性食品も体内で全て燃焼されて消化吸収されればアルカリ性食品と言える状態となるのです。言い換えればストレスによって完全に燃焼される事が阻害されるとどんなに質の良いアルカリ性食品を食べたとしても私たち体内でアルカリとしての役割を果たす事ができません。

Q : 食い合わせの悪い食べ物を見分ける要領があれば教えてください。

A : 肉類などの酸性食品を食べる際には野菜や海藻のアルカリ性食品を一緒に食べることが望ましいです。大切な事はどの食品はアルカリ性だから食べれるとういものではなく食べたい食べ物を食べるのが一番良いという事です。私達が欲する食べ物を自ら摂取することは極めて自然的な生理現象であり、これは人間が食べるということの基本要領に則しています。ビタミンCが不足していると自然と果物や野菜などが食べたくなることは、体自身がPH7.4を維持するために要求する生理的な現象なのです。したがって食品のアルカリ度と酸度に気を使うというよりは、食事のバランスを維持しながら食べ過ぎに注意するというほうがしない方がずっと好ましい食事方法なのです。
あまり神経質になってこれを食べてはいけないだとか、あれは必ず必要な必要な栄養素で、アルカリ性食品だから嫌いな料理だけど食べるといった、度の過ぎる食べ方はしない方が良いでしょう。食べたい時に食べ、食べたい食べ物を食べるという方が食事をするときも楽しく感謝した気持ちを持って美味しく食べる事ができるはずです。食べ過ぎずしっかりよく噛んで食べることは長寿を招く正しい食事方法です。

ここにぜひお勧めしたい食品は、豆を調理した食べ物(味噌、豆腐、おから、豆乳など)と海藻類(昆布、ワカメスープ、のりなど)です。これらを一日一度は必ず摂取してほしいです。なぜならこれらの食材は成人病を予防して治療してくれるどんな薬よりも貴重な栄養素が含まれているからです。
ここで面白い調査結果をお見せします。動物性食品と植物性食品の偏食が人体の血液の酸度、アルカリ度に及ぼす影響を調べるの実験が行われました。注目するべき事は菜食主義者である僧侶たちや禁欲主義者である神父たちの血液のほうが、より一般人よりも酸性傾向であるということです。その原因はまだ確実には判明していませんが、厳しい掟やしきたり等が彼らの心にむしろストレスを与えているのではないかという事と、人間の欲望の内で最も大きな部分を抑制しなければならないというストレスなどが働いたのではないかという事が考えられます。しかしそれよりも確かな事は、食べ物の種類だけで私たちの血液中の酸度やアルカリ度が決まるわけではないという事実であります。

Q : 子供のひどい偏食も生理的な現象として見たほうがよいのでしょうか?

A : 子供が偏食がひどかったり、あまり食事を食べないと親としては心配になるものです。病気のせいで食事をしない場合には検診を受けて治療をしてもらう事ができるでしょう。しかし、よほどひどい偏食ではない限りあまり干渉はしない方が望ましいです。特定の食べ物だけしか食べない事は問題がありますが、大抵は自ら生理的に要求される物を選んで食べるものです。偏食を直すためのひどい干渉や、食欲がないという子供をひどくしかったり強要するのはかえってその子供の習慣と性格を損なう可能性があります。時にはだまって見守るという事も大切です。

Q : ご飯をよく噛んで食べると良いと言いますが、その理由は何ですか?

A : 食事はゆっくりよく噛んで食べなければなりません。東洋医学では唾液のことを白血と呼び血液と同じぐらい重要な役割があると言っていました。特に唾液はアルカリ性で食べ物を長く噛むと唾液と共にペロティンと呼ばれる唾液腺ホルモンの分泌が始まりますが、このホルモンは肌や毛髪の発育を手伝う作用をするだけでなく、骨や歯を丈夫にさせて白血球を増加させる效能もあります。食品の酸度やアルカリ度の選択は食事の栄養が偏らないように摂取しなければならないので下記の食品を参考にしてください。

酸性食品 : 貝、豚肉、牛肉、さば、ぶり、オートミール、小麦粉、潮吹、卵黄
アルカリ性食品 : 乾燥ワカメ、乾燥昆布、豆、椎茸、ほうれん草、里芋、ごぼう、バナナ、メロン、パイナップル

 
 仁堂漢方医院は頭痛、にきび、アトピー性皮膚炎、スタミナ専門です。 ソウル市 江南区 駅三洞 832-3 永信B/D 501
TEL : 82-2-557-3906/7 FAX : 82-2-552-5344
E-mail : indang@zutuu.com